★神岸あかり
シナリオ:高橋龍也(PC版、PS版)
CV :川澄綾子
主人公の幼なじみ。
犬チックで主人公に昔から恋心を抱いている。
料理が得意でクマ好き。クマ好きになった原因は主人公にあったりする。(^^;)
PS版ではかなりノリが軽くなっている。
本ゲームのヒロイン。
基本的にオンリープレイで攻略できるゲームであるが、あかりだけはそれではクリアできない。
VSイベントと呼ばれるイベントを2つ以上クリアしなければいけない。
PS版とPC版ではシナリオに大きな違いはないが最後の方であかりに会わなくなる理由がPC版をプレイした
あとではちょっと弱くなってしまっているのがやや残念である。(まあ、ああなっちゃえば男としては情けなくて会
いたくなくなる気持ちも分かるが(謎))
★長岡志保
シナリオ:青村早紀(青紫)(PC版)
公式には青村早紀だが実際は原田宇陀児?(PS版)
CV :樋口智恵子
主人公の喧嘩仲間、あかりとは親友で佐藤雅史と共にいつもつるんで遊んでいる。
マスコミ関係の仕事をしたいという理由から情報集めに精を出しているが、ゴシップ中心で信頼度は低い。
別名:歩く○スポ
普段から騒がしいために主人公とは会うと喧嘩ばかりしているが、仲が悪いわけではない。
カラオケやゲームでヤックを賭けて勝負している。
あかりに気を遣い、大学進学の際には浩之達と離れていく。
PC版とPS版とは細かいイベントが変わったくらいで大きな流れはそれほど変わっていない。
シナリオはPS版は公式には青村早紀氏が書いたことになっているが、噂によると他のシナリオとの整合性が
取れなくなるようなものを書いてしまい、高橋氏が原田氏に指導して書き直させたという。
私はこの噂はかなり信憑性があると思っている。
と、いうのもPS版及びPC版で青村早紀氏が書いたシナリオの中でこのPS版シナリオだけが他のものよりも良く
なっており、PC版でこういうエンディングであれば納得できたし、志保に対する評価もも大きく変わり人気も上がっ
たと考えるからである。
★保科智子
シナリオ:高橋龍也(PC版、PS版)
CV :久川綾
主人公の同級生、学級委員長。
関西(神戸)から親の都合で東京にやってくる。
東京の水に合わず、また性格的に突っ張りやすいためにクラスでは孤立している。
実際にはそうすることにより自分の殻を守ろうとしていただけであった。
中学時代の仲間と一緒の大学へ行こうと考えており、その学校のレベルが高いため一生懸命勉強している。
元々優等生タイプであるから余計誤解を受けやすい面もあった。
普段は三つ編みに眼鏡という出で立ちだが、眼鏡を外して髪の毛をほどくと美少女になるというお約束キャラ。
ただし、PC版では最後の最後までお預けである。(爆)
PS版では立ち絵に笑顔が追加されたため萌え度がアップしており、また父親とのお出かけシーンではニットの
セーター姿でその巨乳ぶりを披露している。(核爆)
アニメ版がPS版と同時進行だったためアニメ版で眼鏡を外したシーンがないのと、大きく取り上げられなかった
のが非常に残念である。
★宮内レミィ
シナリオ:青村早紀(青紫)(PC版、PS版)
CV :笠原留美
主人公の同級生、アメリカ人の父、日本人の母を持つハーフである。
主人公には他のキャラ同様好意を持っており、元気いっぱいの脳天気なキャラである。(笑)
日本文化に触れるということで弓道部に所属している。しかしながら静止している的への命中率は驚異的に悪い
のだが、動いている的に対してはうって変わって命中率が良くなる。(^^;)
これは父親のハンティング好きの影響である。時にハンティングと勘違いして(ハンターモード)無差別に攻撃する
ため主人公達を冷や冷やさせる。
PC版とPS版では全くシナリオが変わっている。特にPS版では改悪といって良いだろう。
このキャラの一番の売りは本来初恋の人という恋物語では王道と呼ばれる設定であったのに、PS版では早々
とネタばらししてしまった上、愚にもつかない家族とのどたばたに終始してしまっている。
せっかくの設定を生かし切れてない良い例である。
また、PC版の方でも最後のまとめ方が悪く、今ひとつ印象に薄いキャラである。
★来栖川綾香
シナリオ:高橋龍也
CV :岩男潤子
PC版ではシナリオ自体存在しない。
PC版でも顔見せ程度はしているが、PS版ではじめて日の目を見ることになったキャラ。来栖川芹香の妹。
姉の芹香とは全く逆の性格をしている。
エクストリーマーの全日本チャンピオンでもある。
木に登っておりられなくなった子猫が縁で主人公と知り合う。
メイドロボのセリオがお気に入りでいつも一緒にいる。
お嬢様でありながら非常にお嬢様らしくないお嬢様である。
この闊達さはアメリカでのびのび育ったためと思われる。
PS版の隠しキャラであり、来栖川芹香、松原葵の二人を攻略することで攻略できるようになる。
攻略はそれなりに難しいキャラでもある。
PC版であった不整合(出会ったことがあるにも関わらず葵シナリオでの初対面としてのセリフ回し)もクリアされている。
PC版には使われなかった濡れ場のCGが何故か含まれていたりする。(爆)
★雛山理緒
シナリオ:青村早紀(青紫)(PC版)
:原田宇陀児(PS版)
CV :大谷育江
PC版におけるおまけシナリオのキャラ。
PS版でも同様であるが、シナリオ自体は全然異なる。
神岸あかりシナリオをクリアすることで攻略できるようになる。
元々は浦科理緒と呼ばれていたが、雛山理緒に変更される。
キーワードは貧乏。(^^;)
母親が病気で家計を支えるためにアルバイトをいくつもこなしている。どうやら父親はいないようだ。
弟と妹がおり、弟の良太は生意気ではあるが正義感に溢れる子供でもある。昔ながらのガキ大将といったところか。
理緒の特徴ある髪型は実は働き蟻をモチーフとしたもので触覚に当たるらしい。
PC版における理緒シナリオは如何にもおまけといった雰囲気が強く、また濡れ場への持って行き方がほとんど売春に
近い書き方(バトルッチを貰ったお礼に体を差し出したという風にしか見えない。)をされていたためキャラクター人気でも
一番低かった。(/_;)
それに対し、PS版では貧乏ではあるが元気いっぱい頑張る姿に好感を呼び、更にラスト近くでクリスマスの想い出を
語るシーンは理緒のイメージを大きく変えることになった。(ちなみにこのシーンの理緒のCGはまるっきり森川由綺(爆))
これはやはりシナリオライターの力量の違いであることは間違いない。
そういった意味で理緒ファンを増やす元になった原田氏は偉い!
★来栖川芹香
シナリオ:高橋龍也(PC版、PS版)
CV :岩男潤子
来栖川財閥の長女。
来栖川綾香の姉。
厳格な祖父に育てられてしまったために人付き合いが下手であり無口な上、魔法に興味があるせいか友達がいない。
オカルト研究会唯一の部員でもある。
通学時に主人公にぶつかってこられたことから主人公との繋がりができる。
PC版、PS版共にシナリオ自体は大きな変更はない。
ただし、PS版では一緒にプールへ行くシーンがあり、そこで芹香の水着姿を見ることができる。
普段のしゃべりはほとんど聞こえないが、一番最初の「マジです」に痺れたファンは多いのではないだろうか?
来栖川綾香と芹香は共に岩男潤子氏が声をあてているが、芸達者であるのをまざまざと見せつけてくれる。
PS版のラストシーンではある意味濡れ場よりも妖艶な雰囲気があった。(爆)
★松原葵
シナリオ:高橋龍也(PC版、PS版)
CV :飯塚雅弓
主人公の後輩。
綾香にあこがれて空手からエクストリーマーへ転向するが、当然の事ながらクラブはないので自分で同好会を立ち
上げようとする。
主人公がカツサンドにこだわると二度とでてこないキャラでもある。(爆)
努力家で普段から真面目にこつこつ地道に鍛えているが、その反面気が小さいところがあり試合では実力を発揮
できない。
PC版、PS版ともにシナリオの変更はない。変わったところというとPC版ではキャラの頬に絆創膏が貼ってあるのだ
が、PS版ではなくなってしまった。そのため、髪の毛の色を同じにしてしまうとマルチと葵の区別が余計つかなくなると
いわれてしまった。(爆)
★姫川琴音
シナリオ:青村早紀(青紫)(PC版、PS版)
CV :氷上恭子
主人公の後輩。超能力者。
超能力のために悪霊女と陰口を叩かれている。
超能力が暴発するとガラスを割ってしまう。
To Heart中一番後ろ向きなキャラ。
このシナリオもPC版、PS版で内容が大幅に異なる。
共にシナリオの出来としては良くない。
PC版では予知能力(実際はサイコキネシス)だったものが、PS版ではサイコキネシスに変更されている。
それはまあ良いのだが、PS版ではPC版以上に後ろ向きで更に「環境少女琴音」と呼ばれてしまうほど環境系の
話が多い。(^^;)
はっきり言ってPC版での半数染色体ネタは噴飯ものだし、PS版での環境ネタはTo
Heartにはそぐわない感じがした。
これゆえ、志保シナリオで駄目出しがでたという噂も信憑性がでてきてしまう。
まあ、これまでにも青村早紀氏のシナリオに関しては構成力がなく、話に無理があるという欠点がいわれてきたが、
今回もそれがはっきりしてしまったようだ。
PS版では好感度が得にくく一番攻略しにくいキャラかもしれない。
事実、私自身も数回失敗している。
★HMX−12マルチ
シナリオ:高橋龍也(PC版、PS版)
CV :堀江由衣
来栖川エレクトロニクスが開発したメイドロボのプロトタイプ。
人間と同じ心を持たせるというコンセプトで開発された。
主人公の高校に運用試験として一週間ほど通学することになる。
起動してから2週間ちょっとで運用試験になってしまったためドジなことばかりしてしまう。
ただし、学習型なので徐々にスキルアップしていく、その証拠に試験最終日には掃除に関してかなりのスキルを
得ていた。
ドジで素直という萌え心をくすぐるキャラクターでもあるが、このキャラの一番の売りはその健気さであろう。
高橋氏によれば人間にすると嘘臭くなるからロボットにしたとのことだが、この選択は大正解である。
なぜなら、その後こみパで坂本千紗が同じ様な性格設定になっていたが、可愛くはあるがこんな子いないよなぁと思って
しまったからである。
To Heartの成功はマルチにあったといっても過言ではあるまい。なにしろPC版での人気投票でもダントツのトップであり、
二位以下を完全に引き離してしまっている。
PC版をプレイしたとき濡れ場シーンをスキップできればと思ったほど、濡れ場シーンが似合わないシナリオであった。
それゆえ、PS版ではその健気さが濡れ場シーンがなくなった分アップしており、涙なしにプレイすることは不可能であった。
二次創作などで良くマルチをドジ扱いしているが、それは運用試験時は生まれたばかりで能力がまだ0に近かったからと
言えよう。大体、生まれたばかりでそつなくこなせる訳がないのである。
確かになれないうちは失敗もするだろうが、慣れてしまえば人間以上に失敗することはなくなるだろう。
セリオが失敗しないのもその手順をサテライトシステムダウンロードできるからでもある。
このシナリオで唯一残念なのが量産型マルチ(HM-12)に感情機能が省かれてしまったことだろう。
ローコスト化がメインのためだったらしいが、あった方がより売れたと思うんだけどね。
★HMX-13セリオ
シナリオ:黒田洋介(Piece of Heart)
CV :根谷美智子
HMX−12マルチとは姉妹機。
開発ナンバーはセリオの方があとだが、ロールアウトはセリオの方が早かった。
セリオにしてみるとマルチはお姉さんだが、実質は名実共にセリオの方がお姉さんといった感じがある。(爆)
PC版、PS版ともシナリオはないが、PS版で綾香と一緒にいたせいもあって人気がブレイクした。
元々、マルチとの比較ために登場させたのであり、深い設定はその時点ではなかったそうだ。
しかしながら、そうであるがためにSS作家の興味を引いたらしく、色々な設定が飛び交っていた。
実際に多かったのはセリオとマルチの開発を別々の人間が行っていたという設定だったが、これもPiece
of Heart
によって共に長瀬源五郎が携わった本当の姉妹機であることがはっきりした。
サテライトシステムによってデータをダウンロードする機能が付いているため、セリオはマルチよりも高機能である。
しかしながらマルチが持つ感情機能を与えられなかったために心があるようには見えないが、実際にはマルチ同様
心を持っている。
マルチもセリオも共に相手を羨む気持ちを持っている。マルチはセリオの正確さを、セリオはマルチの人間らしさを
うらやましいと思っているようだ。
Piece of Heartは確かに良いドラマではあるが、ドラマの内容をTo
Heartの時系列にあわせると色々な矛盾点がでてくる。
それはあとから作られたために気付かれなかったものと思われるが、その辺りをひもといていくのも一興かもしれない。(笑)